2008年11月14日
【院長ブログ】口腔癌(発生部位および頻度)
こんにちは、Dr.森嶋です。
今回より口腔癌(がん)に関して書かせていただきます。
口腔癌は、1980~87年の8年間に、日本の口腔外科、耳鼻科、および癌専門病院二八施設で口腔癌と診断された患者3.187名を調べたところ、口腔癌(がん)の部位別頻度は、舌癌(舌がん)が1番多く(56%)、次に歯肉(16%)、口底(14%)、頬粘膜(10%)の順になっております。その発生頻度は、全癌のおよそ3%を占め、性別頻度では女性よりも男性が約2倍です。年齢別には50代(27%)が1番多く、次いで60代(25%)、70代(18%)、40代(16%)の順です。
私見ですが、性別頻度で女性よりも男性が約2倍であることは、性差ではなく喫煙率・飲酒率と相関関係にあると考えています。私の患者様も全員男性でした。
以上です。
2008年11月 3日
【院長ブログ】くいしばり対策(姿勢)
こんばんは、Dr.森嶋です。
今回は、寝た時の姿勢とくいしばりに関して書かせていただきます。
寝た時の姿勢とくいしばりには、密接な関連があります。
横向きに寝ますとくいしばりやすくなりますので、枕を低くして上向きに寝るように心がけます。
柔らかいベットですと体が沈下してくいしばりやすくなりますので、硬い布団のほうがよいです。
私の経験ですが、私は最初は横向きに寝る習慣でした。たぶんくしばっていたと思います。一時期、昼寝の時に診療台で寝ていましたら狭い診療台の上で寝返りができずに上向きに寝る習慣がつきました。狭いベットで上向きに寝る習慣をつけることも対策の一つです。
くいしばりでお困りな方は、一度お試しください。
2008年10月15日
【院長ブログ】高度先進医療
こんにちは、Dr.森嶋です。今回は、高度先進医療に関して書かせていただきます。
高度先進医療とは、現在、一般の保険診療で認められている医療水準を、遥かに超えた最新技術であると承認された医療(インプラント・セラミックス治療)のことです。一生涯、自分の歯で噛むことを目標とした場合は、この医療を受けられることが最善です。
なぜならば歯を失った場合にインプラントを使用しますと、ブリッジや入れ歯に比べて周囲の歯に噛む時の圧力をかけませんので歯の寿命が長くなります。
セラミックス治療は、材料が耐久性に優れていますのでやり直し治療が少なくなり、何度も歯を削る必要がありません。何度も治療をやり直すと歯の神経を痛め神経を取ることになってきます。歯の神経を取りますと歯の破折が起こりやすくなり抜歯にいたります。
人類は、高度先進医療を受けることにより、歯を失うことが減り一生涯自分の歯で噛むことが可能になったと考えています。
2008年10月 6日
【院長ブログ】口腔内の加齢臭に関して
おはようございます、Dr.森嶋です。
老年期の方から口臭に関する問い合わせがありました。今回は口腔内の加齢臭に関して書かせていただきます
老齢期になりますと、唾液の流出量が減りますので口臭が発生しやすくなります。日々のお手入れ(ブラッシング)も大切ですが、私が心がけていることは「水をまめに飲むこと」です。口の中が渇いているときは、口臭が発生しやすい状況にあります。これを防止する唯一の方法は「補水」しかありません。ペットボトルを愛用して、補水を心掛けています。また、補水しますと胃酸の濃度が下がりますので胃からの口臭も減ります。
老年期の口臭でお悩みな方は、一度お試しください。