大田区 上池台 歯科 歯医者 森嶋歯科医院

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東京都大田区森嶋歯科のブログ

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2008年12月25日
【院長ブログ】口腔癌(治療法)

こんにちは、Dr.森嶋です。今回は口腔癌の治療法に関して話させていただきます。

治療法には主に外科療法、放射線療法があり、化学療法も行われています。外科療法は、癌細胞の周囲正常組織を含めて一塊りとして切除し、退治させる治療法です。放射線療法は放射線を照射して、癌細胞を死滅させる方法で、外から放射線を当てる外照射法と放射線性金属を癌の中に(4~6日程度)埋め込む組織内照射法があります。化学療法は、抗癌剤を用いて直接癌細胞を攻撃破壊する場合と、放射線の効果を高める場合などに使われます。
 治療成績は、癌の進行度によっても異なりますが、癌の大きさが2㎝以下で転移のないものでは、5年間生存者の頻度(5年生存率)は80~90%、2㎝を超え4㎝以下で転移のないものでは、70~85%程度となっています。進行すると成績はさらに劣り、早期発見・治療が大切なことがわかります。
 口の中の潰瘍が2週間以上治らなかったり、できものが急に大きくなったりするような場合、早めに専門医の診断を受けましょう。

2008年12月18日
【院長ブログ】口腔癌(症状)

こんにちは、Dr.森嶋です。

今回は、口腔癌の症状に関して書かせていただきます。早期の癌では痛みが強くないことが多いです。口腔癌は肉眼的には、盛り上がって膨らんでいるもの、潰瘍をつくっているもの、白色や発赤しているものなどさまざまです。進行しますと症状には痛みがもっとも多く、50%ぐらいで、その他、しこり、腫れ、出血、歯の動揺などがあります。

早期には、一見して口内炎のように見えるものでも実は癌である場合もあり、受診が遅れがちになります。専門医(口腔外科)による診断が必要になります。

私の体験ですが、初めて口腔癌(舌癌)を診た大学院の時に、口内炎と思いました。しかし佐藤廣・元教授(当時・第二講座助教授)は、即座に癌と診断され、病理診断の結果も癌でした。経験に裏打ちされた診断力の差は歴然としたもので、インプラントなどの予後も同様です。

2008年12月 9日
【院長ブログ】歯は消耗品

こんにちは、Dr.森嶋です。

私は、歯は消耗品だと考えています。肉体の衰えとともに歯も衰えて脆くなります。歯肉も抵抗力がなくなり歯周病に罹りやすく、歯も抜けやすく消耗し尽くすことになります。

しかし消耗品である歯を出来るだけ長持ちさせる方法は、一般的な物を長持ちさせることと同様にいろいろあります。御手入れをよくすること、長持ちする材料を使用すること、定期的にチェックすること、無理な力をかけないこと、無理な使い方をしないこと、・・・。

つまり、歯を長持ちするためには、自己管理のほかにセラミックやインプラントなどを使用した治療に投資する必要があります。

私達は千年も万年も生きません。人生はせいぜい100年未満です。歯を消耗尽くさないように自分に投資すべき時代だと思います。

2008年12月 2日
【院長ブログ】口腔癌(がん)の原因

おはようございます、Dr.森嶋です。

今回は、口腔癌(がん)の原因に関して書かせていただきます。口腔癌の原因は他の癌(がん)と同様、今なお不明な点が多く、予防法も確立されていません。誘因として喫煙、飲酒、合わない義歯や金属冠、むし歯のとがった縁などの刺激などがあげられます。

私の臨床経験では、癌を発症された全員の患者様が喫煙・合わない義歯や金属冠・口腔内不衛生の共通点がありました。

禁煙・セラミック冠・歯磨きを行うことが口腔癌予防に繋がると感じています。

2008年11月22日
【院長ブログ】口腔癌(組織学)

 おはようございます、Dr.森嶋です。口腔癌の組織学に関して書かせていただきます。どの組織かにより治療法や予後が異なりますので組織診断は重要です。

 口腔癌は組織学的には扁平上皮癌が圧倒的に多く、ついで唾液腺に生ずる腺様嚢胞癌などの上皮性悪性腫瘍です。肉腫はまれですが、他部位からの転移性腫瘍や悪性リンパ腫が口腔に腫瘤や潰瘍をつくることもあります。

私の場合、全て扁平上皮癌で、舌癌および歯肉癌(1例)でした。他の癌・他の部位を臨床で診たことはありません。以上です。

 

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