大田区 上池台 歯科 歯医者 森嶋歯科医院

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東京都大田区森嶋歯科のブログ

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2016年2月 6日
【院長ブログ】マウスピースのお話

森嶋歯科医院では、噛む力のコントロールの一環として寝ている間にマウスピース(スプリント)を装着することを推奨しています。特に重度の顎関節痛がある場合と患者様が咬合調整をすることに不安がある場合は、マウスピースを使うことが前提になります。25年前までは、顎関節症の病態を完全に理解していませんので、マウスピースを使用することにより臨床診断して治療方針も決めていました。 (嘔吐反射が強い患者様でも、小型化して使用して頂いています。)

食事のときに歯にかかる力は、1kg未満とも言われていますが、無意識の食いしばり、歯軋りは体重の2倍とも言われています。奥歯ほど、その力を直接受けやすいため、その力が奥歯を失う原因ともなっています。

起きている時の食いしばりは、行動・認知療法によって防げば良いのですが、寝ているときの歯軋り・食いしばりは中々コントロールできません。
寝ている間の歯軋り・食いしばりは、マウスピースを装着することによりコントロールします。

2016年1月28日
【院長ブログ】口臭予防

あなたは自分の口のなかに自信がありますか?という質問をすると、
日本人の60%が自信がないと答えるそうです。
その内訳の40%が口臭があるかもしれないからということです。
もう一つ面白いアンケートがあります。
自分の口臭が気になるかという質問で、はいと答えたのは18%しかいませんが、
他人の口臭が気になるかという質問には40%の人がはいと答えています。
つまり、自分の口臭に1番気づかないのは本人だということです。
口臭の原因は、

(1)口のなかにいる細菌が産生する硫化水素やメタンガス

(2)胃からの悪臭

(3)肺からの悪臭

です。
(1)は、適切な口腔の治療をすれば治ります。

(2)は、まめに補水することをお勧めします。また、胃酸が強くなるコーヒーや炭酸系の飲み物を控えることです。
(3)は、喫煙が原因ですので、禁煙すればなおります。

2016年1月18日
【院長ブログ】顎関節症の治療法

顎関節症治療は、以前は混乱している時代があり、大掛かりなかみ合わせ治療や矯正治療はたまた手術を行っていた時代もありました。
ただ、現在は大分原因が解明されており、かみ合わせなどの形態よりもそれにかかる力がいけないということが解ってきています。 現在は不可逆的な治療よりも保存的な治療が主流です。

顎関節症の原因は
①「局所的因子=咬み合わせのバランスが悪い」
②「精神的因子=ストレスによるくいしばりなどの悪習慣がある」
③「社会的因子=長時間のデスクワーク・運動不足などの社会習慣がある」
④「全身的因子=腰痛・姿勢が悪いなどの全身的ずれ」などです。
それに対する治療法は、
①に対しては、「咬合調整」「咬合再構成」
②に対しては、「マウスピース」「認知行動療法」
③に対しては、「運動療法」
④に対しては、「ストレッチ板による姿勢矯正」などです。

治療により、顎関節を後方に圧迫する力(歯ぎしり、食いしばり、頬杖、うつぶせ寝等)を改善することが大切なのです。
それなので、大学病院で2年やっても治らなかった顎関節症が、ある癖を治しただけで1週間で治ることもあります。
ただ、顎関節症はすぐに完治するわけではなく、再発することもあります。 ただ、最終的には決して酷い状況にはなりません。気長に付き合っていくことが大切なのです。
顎関節症の治療に数十万円かかるとしているところもありますが、まずはそのようなことをしなくても普通の治療で治ると思われます。

2016年1月 6日
【院長ブログ】東雪谷近辺の歯科医が考える「入れ歯の治療」とは・・・・・

入れ歯(義歯)とは、口腔内のご自身の歯の代わりに装着させるものであり、基本的に毎日取り外して洗浄する事が前提で作られています。

入れ歯は患者様にとってもいつも悩みの種です。きちんと使いこなす事が出来れば快適ですが、お口の環境が少し変化しただけで痛くなったり、噛めなくなったりします。入れ歯が急に噛めなくなるには原因があるので、それをいかに早く見つけ出すかが入れ歯治療のポイントとなります。そして、技術と経験が何よりも重要となります。

森嶋歯科医院で取り扱う入れ歯は、保険診療で取り扱う物と自費で取り扱うものにわかります。違いはどこにあるかと言うと、以下の点です。

1. 材質の違い・・・使用する材料から入れ歯の材質まで全て異なります。

2. 治療法の違い・・保険治療では行えないタイプの治療も可能になります。

3. 技工所の違い・・自費治療の入れ歯と保険治療の入れ歯は技工所も違います。

入れ歯は、正しい作り方をすれば、かけた手間や製作の工程が多いほど精密に仕上がります。

口腔内の中で歯の代わりとなる物なので、ほんの僅かなズレが致命的に患者様の口腔内で違和感として感じられるケースが多くあります。

こうしたズレを可能な限り排除して、現状に即した機能的な入れ歯を手間と時間を惜しまずに作る事で違和感なく自然に扱う事の出来る入れ歯を製作する事が出来ます。

入れ歯の材質で良い物はどういう物かと言うと、「軽くて薄くて加工しやすい物」です。なかなかこれらの条件を満たす物はありませんが、口腔内の条件や入れ歯の場所、形などを考慮して最善の設計を立てることで、質の良い物が出来上がります。

そして何より、そうした材料を用いて誰が作るか。歯科医師と歯科技工士が連携をしっかりとって、患者様の要望をくみ取り、手を抜かずに最善の方法を手早く見つけて選択しないといつまで経っても噛めない入れ歯のままとなります。

入れ歯を敬遠する方は少なくありませんが、この治療自体は悪い物ではありません。むしろ症例的にカバーできる範囲が大きく、無理に周囲の歯を削ったりしないので人によればこの治療法が最善です。しかし、一気に老け込んでしまうようなイメージをもたれる方が多く、作っても使用しないというケースも少なくありません。

実際に、入れ歯を入れて顔が老け込むと言う事はありません。むしろ入れ歯を入れない方が顔が全体的にこけてしまい、肌の張りを失います。また左右の顔のバランスがずれてくるので口の形も変わってくるかも知れません。

2015年12月27日
【院長ブログ】食いしばりに関して

食いしばりは、寝ている時にも起きている時にも、ほとんどの人が無意識にしている行為です。歯軋りと同じで体重の2倍の力がかかりますから、知らず知らずのうちに歯にダメージを与えてしまっています。奥歯の寿命が短い一つの要因です。特に一番後ろの奥歯には強大な力が加わってしまいます。

食いしばりは、歯にとって悪いだけではなく、顎関節や頭の筋肉にも負担をかけてしまいます。食いしばりシンドロームと言って、無意識に強く食いしばっている、常に歯と歯が触れている、歯と歯は触れていないが筋肉が収縮している状態というのは、健全な状態ではなく、顎関節症や緊張型頭痛、肩こり、知覚過敏、奥歯の痛みなどの原因にもなってしまっています。

 適切な治療としては、(1)ナイトガードによるストレスコントロール(2)自己暗示療法、認知・行動療法による抑制(3) かみ合わせの調節による歯にかかる力のコントロール(4) 奥歯を守る前歯の構築などがあります。

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