2020年4月 3日
【院長ブログ】コロナの脅威の中、超滅菌主義で開業以来診療しています。
こんにちは、Dr.森嶋です。
当院はあらゆる菌・ウィルスに効果を発揮する殺菌水で院内感染防止を行っています。
診療台・床・椅子・ドアノブ・スイッチ・・・など、触る可能性がある場所は患者様毎に全部消毒しています。
診療室間および他の場所への移動の時も、エリアごとに消毒機が設置されていて手指の消毒をしています。
お年寄り・子供さん・赤ちゃん・妊婦の方など、抵抗力が弱い方の空気感染予防も兼ねて、加湿器に微酸性電解水を使用しています。
安全な医療を患者様に提供するために出来る事は、まずは環境を整える事だと思います。
滅菌システムや機械、それの正しい使い方と知識など、院内感染対策は普段患者様の目に見えるものではありませんが、これほど重要な事はありません。
患者様、そこで働くスタッフ、医院に関わる全ての人達が安全で安心な医院だと認識して頂く為に出来る事は今後も継続課題として続けていきます。
微酸性電解水
微酸性電解水は、きわめて安全な殺菌水です。
食品添加物の殺菌料に指定され、直接触れることはもちろん、万が一目や口に入っても大丈夫なほど安全です。
食中毒原因微生物に対し高い殺菌力を持ち、洗浄後のすすぎ水として、食品工場をはじめ様々な分野で使用されています。
微酸性電解水はトリハロメタンを生成しないなど環境性にもすぐれており、殺菌に関わる作業者、器具、環境へ影響を与えることがありません。
そして、微酸性電解水は一般的な細菌や、カビなどはもちろん、食中毒を起こす大腸菌O111、大腸菌O157、サルモネラやビブリオ、その他病原菌にも効果が実証されています。
また、70%エタノールでは効きにくいノロウイルスや次亜塩素酸ナトリウム溶液では効果が少ないセレウス菌・枯草菌などの芽胞形成菌に対しても、微酸性電解水なら効果があることが確認されています。
2020年3月 2日
【院長ブログ】タバコは歯の健康にも悪いのですか?
こんにちは、Dr.森嶋です。
「タバコは歯の健康にも悪いですよ」とお話ししますと、患者様が怪訝な顔をなさいなした。
タバコが歯の健康(当然身体にも)によくないことはよく知られています。
タバコに含まれるニコチンには、末梢血管を収縮させる作用があります。
血管が収縮すると歯肉への酸素の供給量は減少し、歯肉は絶えず栄養不足状態になって歯周病にかかりやすくなってしまいます。
また、タバコの煙に含まれる一酸化炭素は、身体にあるヘモグロビンと結合してビタミンCを大量に消費してしまいます。
さらに、タバコを吸うと細菌を殺す白血球の機能が低下して、歯肉の病気を悪化させます。
出来ましたら禁煙しましょう。
2020年2月 5日
【院長ブログ】マウスガードに関して
こんにちは、Dr.森嶋です。
昨年のラグビーワールドカップは凄かったですね。実は私は大学生の時にラグビーをやっていましたから、余計に興奮しました。
今回は、ラグビー選手が装着しているマウスガードに関して書かせていただきます。
マウスガード装着による衝撃力の緩和には、材料自体がエネルギーを吸収する。そして残りのエネルギーをほかへと広く拡散させることで衝撃力の集中を防げることにあります。
そこでカスタムメイドタイプのマウスガード[個々の口腔内に合わせ制作したもの]は適合性を重視して作られているため外力による衝撃を吸収し、脳・歯・歯茎・顎関節へのダメージを和らげる効果が学術的に実証されており、その重要性は世界的に義務付けされる方向に進んでおります。すでに米国でのコンタクトスポーツはマウスガード装着の義務付けをしており、特に小児のスポーツ使用率においては90%を越える状況です。
2020年1月 5日
【院長ブログ】シーラントとは?
明けましておめでとうございます.Dr.森嶋です。
年末に「シーラントとは何ですか?」と聞かれましたので御説明しました。
生えて間もない歯は表面のエナメル質が未成熟で、むし歯菌が作り出す酸に対する抵抗力が弱いので、むし歯にたいへんかかりやすくなっています。 また、臼歯(奥歯)には深い溝があって、食べかすや歯垢がたまりやすく、この溝からむし歯が非常にできやすいのです。
また上下の歯が生え揃うまでは、特に歯垢がたまりやすい状態です。
シーラントというのは、あらかじめ、この溝を合成樹脂で埋めてしまう予防処置です。
生えたばかりの歯にシーラントをきちんとしておけばむし歯を予防する効果が大きいのです。
フッ素と組み合わせることによって予防効果はさらに高まります。
今年も患者様が、一生涯に渡り自身の歯で食事を摂ることにより健康を保てるように頑張ります。
宜しくお願い致します。
2019年12月 3日
【院長ブログ】ころんで歯をぶつけました。だんだん歯の色が変わってきました。
こんばんは、Dr.森嶋です。
ある患者様の子供さんがころんで、その時歯をぶつけてだんだん歯の色が変わってきたそうです。大変心配されて来院されました。
歯の色が変わってきたのは、打撲によって、歯の中の神経が切断され、出血したことによるものです。
また歯にヒビが入ったり、歯のまわりの骨にまで傷がおよぶこともあります。
経過をみて、必要でしたら神経の治療が必要です。歯は残ることが多いのであまり心配しないように説明しました。