2020年9月 6日
【院長ブログ】Corona危機は回避できたようです。
こんにちは、Dr.森嶋です。
今日は2020年9月6日です。9月5日の死者数は19名です。私が恐れていました1日当たりの死者数が300名にはなりませんでした。医療崩壊は起こりませんでした。Corona危機は回避できたようです。しかし常に用心していますが・・・。
第一波の時は、感染者数が4月12日の743名の10日後、4月22日に死者数が91名に達しました。
第二波の8月3日の感染者数は1998名でしたが、10日後8月13日の死者数は4名にすぎませんでした。(第一波同様ですと、10日後約300名の死者が出る計算になります。)
私見ですが、第一波の教訓が生きたと思います。日本全体での備えが出来て、特に医療現場での知見がいかされたことが大きいと感じます。
テレビでは、まだまだCorona恐怖を煽る報道が蔓延していますが、with Coronaはひとまず落ち着きました。今は秋から始まるCoronaとの長期戦に心を切り替えていいと思います。一番必要なのは、疲れた心のケアではないでしょうか。
残念ながら秋には第三波が到来する事でしょう。私は来年の春までに最悪4000名の方が亡くなると推測します。でも日本は大丈夫です。私たちは乗り越えられます。耐えている自分を褒めて、未来を信じてください。
2020年8月16日
【院長ブログ】ポピドンヨード
こんにちは、Dr.森嶋です。
こんかいは、ポピドンヨードのうがいが、コロナウイルス感染症の予防効果があるはどうかについての私見を述べたいと思います。
大阪府、大阪市、大阪はびきの医療センターの3者は8月4日、新型コロナウイルスの軽症患者に対し、1日4回、ポビドンヨードを含むうがい薬を用いたうがいを行ってもらったところ、唾液中の新型コロナウイルスの減少を確認したことを会見にて明らかにしました。
具体的には、5月から7月にかけて大阪府の宿泊療養施設の療養患者41名を対象として行った既存薬剤による重症化抑制効果研究によるもので、起床時、昼食前、夕食前、就寝前の1日4回、ポビドンヨードによるうがいを実施。入所中、毎日、唾液検体を採取し、PCR検査を実施した結果、うがい薬を使わない場合とポビドンヨードを用いたうがいを行った場合で比較した結果、うがい薬を用いることで、唾液中の新型コロナウイルスの陽性頻度がうがい薬を用いない群と比較して低下することが確認されたとしています。
口腔内を消毒すれば唾液中の新型コロナウイルスの減少はするでしょうが、呼気にも多くのウイルスが存在しますので、空気感染は防げないからです。私は、ポピドンヨードのうがいによる 感染予防効果はあまり期待できないと思います。
やはり感染予防には、三密を避ける事、手洗い、うがいをまめにすることだと思います。(インフルエンザの場合は、水うがいと消毒液のうがいでの感染率に差がなかったそうです。)
以上。お互い気を付けましょう。
2020年7月 3日
【院長ブログ】with Corona時代の安全な歯科医院とは
こんにちは、Dr.森嶋です。
「with Corona時代の安全な歯科医院とは、」と考えてみます。
滅菌に徹することは当たり前です。加えて「3密」を避けることが、絶対条件です。
密接は、診療行為自体避けられません。しかし、マスク無しの会話は行いませんので、濃厚接触になりません。
診療中の説明は1分以内が多く、カウンセリングは2メートルの間隔をあけています。
密集は、予約時間の間隔調整で解消を達成しています。
密閉に関しては、元々、半個室型の診療所に網戸を各窓に設置して換気を随時しています。
換気扇も各診療台ごとに設置しています。
その様に、歯科医院は手洗い場も多く設置していることから、ある意味で非常に安全な場所と思います。
そして歯科医は常に「健康保菌者」からの感染に注意して診療しています。
歯科診療を受ける事に感染の不安を感じている患者様がいらっしゃいますが、出来る限り対策を日々たてていますのでご安心ください。
2020年6月 7日
【院長ブログ】要時生成型二酸化塩素水溶液(MA-T(R) )に関して
こんにちは、Dr.森嶋です。
今回は、当院で消毒に用いている「要時生成型二酸化塩素水溶液(MA-T(R) )」に関して報告します。
5月30日NHKの報道で「次亜塩素酸水」のコロナウイルスに対する有効性が不安視されました。以前より当院では、「次亜塩素酸水」以外の「要時生成型二酸化塩素水溶液(MA-T(R) )」含有「A2Care」も使用して院内消毒をしてきましたので、報道を受け6月1日から次亜塩素酸水の使用を一時取り止め、二酸化塩素水に全面的に切り替えました。
要時生成型二酸化塩素水溶液(MA-T(R) )に関しては、大阪大学で革新的酸化剤である「要時生成型二酸化塩素水溶液(MA-T(R) )」のメカニズム解明・応用化研究を進め、昨年9月から独立研究開発法人科学技術振興機構(JST)研究成果展開事業産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラム(OPERA/代表:井上豪 薬学研究科教授 )によって実用化研究を進めています。
このたび、研究グループはMA-T(R) が「新型コロナウイルスに対しても1分間の接触試験で有効に消毒できる」ことを確認しました。詳細な消毒の効果は、今後の実験においてさらに検証される予定だそうです。
MA-T(R) は、株式会社エースネットが17年の歳月をかけて開発した除菌・消臭剤のシステムで、ANA、JAL、PEACHなど日本のほぼ全ての航空機で採用され、多くのホテルでも利用されています。羽田国際線ターミナルの100ヵ所以上のトイレでは除菌・消臭を目的に噴霧も行われているそうです。
これまでに、MA-T(R) の消毒効果については、0.01%含む水溶液が、2002年、2012年にそれぞれ流行したSARSコロナウイルスおよびMERSコロナウイルスに対して有効に消毒できることが同じく松浦教授によって実証されていました。新型コロナウイルスに対しての効果も明らかとなり、医療現場における二次感染の防止のほか、マスクや防御服に対しても消毒して直ぐに使うことのできる液剤として役立つことが期待されるとのことです。
当院では、最新の情報を基に患者様の安全第一に消毒を行い、安心して受診できる体制作りに取り組んでいます。
2020年5月 8日
【院長ブログ】感染予防のための習慣
こんにちは、Dr.森嶋です。
口腔外科が専門だった私は、39年前の外科医局の入局時に手洗いの訓練を受けました。
それ以来、診療中は肘まで洗う癖が抜けません。手指消毒ではなく前腕部全体を次亜塩素酸水で毎回消毒しています。
他にも、飛沫感染するB型肝炎ウイルス予防の為の38年間続いた習慣があります。
(1)目が痒い時、指で擦ったことがありません。ゴーグルの柄の先端を使います。
(2)診療後に洗顔をします。
その他の一般的医療従事者の感染予防対策(例えばゾーンを分ける等)などはあたりまえですが、常に感染の可能性を考えて診療していることが、今回のコロナウイルス対策に非常に役立っています。