大田区 上池台 歯科 歯医者 森嶋歯科医院

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東京都大田区森嶋歯科のブログ

院長ブログの記事一覧

2007年11月 9日
院内感染防止

 私は、院内感染防止のための手洗いが、大変に好きです。

 口腔外科の医局時代から、とにかく清潔好きでした。

「実際の歯医者さんってどうなんですか??」との問い合わせがありますが、他の歯科医院のことはわかりません。当歯科医院では可能な限り院内感染防止に取り組んでいます。

 私は口腔外科が専門ですので患者毎に使用器具を替えたり、可能な限り消毒をしっかりします。また、可能であればディスポの器具を使用して患者様毎に捨てています。

 例えば、診療中にどうしても電話に出なければいけない場合、手袋を交換することは当たり前にやっています。

 私自身が手の消毒を心がけて、消毒剤を各診療台に置いています。

 来院された時にご確認ください。

2007年11月 8日
顎関節症

25年前、大学病院で口の開かなくなった患者様の治療に初めて開口器を使用しました。そのあまりの悲惨な治療経験が、私を顎関節症の治療研究に向かわせました。

その当時は、顎関節症は原因不明で治療法も確立していませんでした。

いろいろ調べまして構造医学(吉田勧持先生)の研修会に行きました時、全身の骨格・筋肉系との繋がりについて知りました。

 

今では、発症因子として局所因子(不正咬合など)、全身因子(腰痛など)、精神的因子(ストレスなど)、社会的因子などを把握して総合的(全人的)に歯科医としてできる範囲で治療しています。10名のうち9名は快方に向かっています。

残念ですが、私の技術にも限界がありますので、あまりにも痛んで回復力のない方の場合、快方に向かうのに困難があります。軽症のうちに御出会い出来なかったことが残念です。

2007年11月 7日
「安らぎの歯科診療」のおかげ

高崎から患者様が来院されました。

心身ともにボロボロになった患者様に出会いますと心が痛みます。

高崎の有名な本も書いている先生の治療で、体調不良になったそうです。

 

病気を持った人として患者様を診るためには、その心理的な問題の解決までも包括した質の高いものを供給していかなければなりません。そのため現代は、従来より一層優れた人間性と医療技術を持った医療者が求められます。私の3人の歯科医の師匠は、優れた医療者でした。本も書いています。しかし、その師匠に及ばない不肖の弟子の私は、恐れ多くて本なんか書けません。東京の片隅で、私なりに精一杯努力して診療させて頂いています。一生涯、師に似た優れた医療者を目指した求道者でありたいと願がいます。

 

高崎から来られた患者様の体調が、約2ヶ月で回復しました。

残念ながら、一度痛めた心身は、ニ度と元には戻りません。でも、患者様の体調が以前より良くなり、笑顔が回復したのでほっとしました。

3人の恩師の教えで構築した「安らぎの歯科診療」のおかげです。

この治療システムの更なる完成を目指したく願います。 

 

2007年11月 5日
インプラントの噛み合わせ

 インプラントの噛み合わせは、川村泰雄先生から学びました理論で行っています。

 

 25年前の動物実験でインプラントの手術に関しての基礎は確立しましたが、口腔外科医でしたのでインプラント植立した後の噛み合わせに関しては知りませんでした。当時はインプラントの他に、歯牙移植、顎関節症の研究をしていましたが、顎関節症の治療研究から川村先生のオーラル・リハビリテーション(咬合再構成)の理論に出会いました。それから5年間川村先生に学び、現在その理論に従ってインプラントの噛み合わせを作成しています。

 

 顎関節症の治療研究から川村先生に教えていただき、インプラントの噛み合わせに関して失敗しないで診療して来れましたことは幸運でした。森嶋歯科医院私のインプラントの予後が非常に良いのは、私のインプラント手術の技術練度の高さよりも、咬合再構成の理論の素晴らしさにあるように思えます。

2007年10月29日
自己満足

 海外医療ボランティアに参加していただきたくて、インプラント・センターを経営している歯科医の先生にお声をかけました。彼は『年に5日間行って何になる。「自己満足」じゃないか』と、私を嘲り参加しませんでした。

 

 私が敬愛するコルチャック先生は、「自分に必要だから孤児院を行っている」と言っています。自分としてするべき事をしただけなのでしょう。

VE・フランクル先生は、強制収容所で自分も死の恐怖にさらされていましたので、仲間を励ます機会が少なかったそうです。強制収容所で医師としての務めを立派に果たされたフランクル先生ですが、勇気が出なかった自分のことを恥じています。

 

 私も恥多き自己に少しでも満足したいですから「=自己満足」、歯科医としての技術を自分のためだけに使わず、出来うる限り世の中のために役立てていきたいと思います。そのために海外医療ボランティアに参加してきました。

 

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