歯軋り
歯軋りの原因は、睡眠時のくいしばりの際に噛みあわせのバランスが悪いと擦れる音が出るためです。歯軋りをしますと、歯の破折・咬耗・歯肉炎・知覚過敏・歯髄炎などの症状が起こります。
森嶋歯科医院では、歯軋り防止にマウスピースを使用する治療はしておりません。なぜなら、私がかみ合わせの調節をしますと、ほとんどの方の音が小さくなるか消失するからです。2~3回で効果が出ますので、歯軋りでお悩みの方はぜひ調節なさるように思います。
歯軋りの原因は、睡眠時のくいしばりの際に噛みあわせのバランスが悪いと擦れる音が出るためです。歯軋りをしますと、歯の破折・咬耗・歯肉炎・知覚過敏・歯髄炎などの症状が起こります。
森嶋歯科医院では、歯軋り防止にマウスピースを使用する治療はしておりません。なぜなら、私がかみ合わせの調節をしますと、ほとんどの方の音が小さくなるか消失するからです。2~3回で効果が出ますので、歯軋りでお悩みの方はぜひ調節なさるように思います。
私の治療方針は、まず歯を残すことです。腫れが引かず、どうしても痛みが止まらない場合に、最終的に残念ながら抜歯にいたります。第3の歯であるインプラントを使用すれば歯の損失は回復されますので心配はありません。
原則的に歯を抜かない私に例外があります。下の親知らずに関しては、神経麻痺、動脈損傷の危険がありますので極力抜きませんが、上の親知らずに関しては、抜くか残す治療をするかを患者様に決めていただきます。
25年前、口腔外科の医局で先輩の先生達に上の親知らずの抜く必要があるのかお聞きしましたが、臨床データ-に基づく回答を得られませんでした。そこで、私自身の右を抜いて、左を残しました。その結果、左は虫歯のために将来抜くしかない状況です。
上の親知らずは、噛み合わせに関係していませんので安心して抜歯できます。インプラントをする必要もありません。
歯科用の金属が皮膚炎などのアレルギー反応を引き起こすことがあります。
私は、口腔内の重金属が皮膚のみではなく全身の臓器に悪影響していることを憂慮しています。
モンゴルでのボランティア活動の時、現地の歯科医から中国製の口腔内金属が肝疾患と関連している話を聞きました。他国の話ではなく、日本でも安全なのか疑問です。
歯科恐怖症で歯医者に行けず口の状態が悪い患者様が多数来院されます。
多くの方は、自身の口の状態が悪いことを申し訳なくお感じのようですが、恥ずべきはそのように心を傷つけた歯医者のほうです。
歯科恐怖症の患者様は、痛い歯科治療の被害者です。
ですから私は、歯科恐怖症の患者様のお気持ちを察してお役に立とうと思うだけで、御口の状態に関して何ら批評しません。
なぜ、歯科恐怖症になるのでしょうか。
口腔は、摂食・呼吸・発声など生命維持活動に直結している重要器官です。
それを幼児期の痛い歯の治療により傷つけられますと、生命を危機にさらされたと同様の心の傷(トラウマ)になります。
そのトラウマが原始的防衛反射(=歯科恐怖症)を引き起こします。
重度の場合、理性でのコントロールは不可能です。
心の傷は治りません。
ですから私は、患者様の心を傷つけない歯科治療をしています。
セカンド・オピニオンのみを依頼する患者様がいらっしゃることがあります。
カウンセラーの資格を持つ私にとって、リスニング(傾聴)して患者様と対話をすることは当たり前のことですが、カウンセラーの講習会に行く前は、かなりのストレスでした。
なぜならば、面接形式・説明型の問診しか訓練されていない歯科医師は、患者様の訴えに耳を傾けられないからです。先入感を脇においてリスニング(傾聴)できるためには、専門的訓練が必要です。
現代社会における受診者側の権利・平等意識の増大は、医療者の権威主義を否定する傾向にあります。その影響で医療現場における従来の面接形式・説明型のコミュニケーション(問診)に限界が生じ、カウンセリングが導入されました。しかし、その訓練を受けていない医療従事者にとってカウンセリングを実際におこなうのは不可能と思われます。まして「自分の治療技術はすばらしい」などと、自画自賛する医療者が権威者的考えでいましたら、リスニング(傾聴)が心的圧迫になりカウンセリングはできません。
悩める人との出会い方を模索していた私が、カウンセラーの資格を持った時、初めて私の視線が患者様と同じレベルになり、心の交流がおこりました。
その時から私は、カウンセリングなしで歯科治療を行えません。