2007年12月 2日
医の心
患者様が満足する「安らぎの歯科治療」を行うのに、患者様を全人的に対応することが大切だと思っています。全人的に対応するとは、患者様の歯ばかり診ないで肉体的・精神的・社会的存在として患者様に接することです。そのためには「医の心=医療者としての人格」の成長が必要です。
極度に産業化した社会においては、見える「経済」が尊くて、見えない「心」が疎かにされているように感じます。医療者も見える経済に囚われて医療技術の熟練ばかりに偏ると、患者様を人として把握することが出来なくなるおそれがあります。私は、そのことが医療の荒廃につながると懸念しています。
「医の心」の成長には、優れた人格との出会いが必要なのではないでしょうか。私も、優れた人格の先人達の良き精神的感化により、自分を向上させることができました。ですから私は、森嶋歯科医院で患者様を「心有る人」として診療できますますことを先人達に感謝しています。
2007年12月 1日
医療はサービス業
森嶋歯科医院では、「歯科医療はサービス業」と考えています。質的に高い医療は、一般社会のサービス業と同じレベルでの快適さを意識しなければなりません。
医療者は専門家が持つ権威主義を否定して、患者様と同じ視点で同等な立場にたつべきです。患者様は「依頼者」であり、医療者はその依頼を受けた「提供者」です。「提供者」である医療者は、「依頼者」である患者様に充分な説明をする義務があります。その説明によって患者様は、医療サービスを受けるかどうかの判断をくだせます。
患者様が受けた医療サービスで充分に御満足していただけますと、「笑顔」が返ってきます。その「笑顔」に励まされて、ますます患者様が満足する診療を提供したく願っています。
2007年11月30日
患者様の御希望に沿う診療
現代社会が豊かに充足した状態になれば、患者様が医療に求めるものも豊かで充足したものへと変わってきます。つまり社会の医療に対するニーズが、対処療法から質的に高い医療に変化してきます。
多くの患者様のお話に耳を傾けますと、質的に高い医療を求めていることがよくわかります。その患者様の御希望に沿うように、森嶋歯科医院では質的に高い診療を心掛けています。患者様が一生涯自分の歯で食事ができるようにインプラント、歯周病治療などに高度な医療技術を駆使して患者様の歯を守っています。
2007年11月29日
審美歯科
審美歯科とは、歯を美しくする歯科治療の総称です。
一般的に女性は、歯を美しくしたいとの願望があります。
ある女性の患者様が、色が悪い上の前歯を治されました。その時彼女は、「やっとお客様の視線を気にせず営業できます。」と喜んでいました。
私たちは、会話している時に視線を両眼と口の間にあてています。ですから、上の前歯の具合が悪いと、ひどく他人の視線が気になり、劣等感さえ感じるものです。
対人恐怖症の患者様が前歯を美しくしてから、自己に対する自信を回復された経験があります。森嶋歯科医院では、なるべく歯を削らない治療を心掛けています。しかし、美しい自分を取り戻すことが可能な審美歯科は、前歯に自信が持てない方がセラミック冠を入れることにより、歯を削らない以上の効果があることも事実です。
2007年11月27日
構造医学
17年前、構造医学の吉田勧持先生に全身骨格と筋肉系の繋がりを教わり、体の歪みを認識できました。そのことで、顎関節症が噛み合わせのバランスなどの局所原因以外に、全身的歪みから引き起こされていることがあると知りました。
一般歯科医は、顎口腔領域に関心が集中しがちです。狭い領域の歯ばかりに神経が集中しがちです。私は口腔外科が専門でしたので、最初から全身の一部として口腔をとらえる事が出来て幸いでした。治療における視野が広いからです。インプラントも手術ばかりに関心を持たずに、どのような噛み合わせにしたら最善かなども全身の一部として考えることが出来ました。そのことがインプラント治療を成功させていると考えています。