大田区 上池台 歯科 歯医者 森嶋歯科医院

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東京都大田区森嶋歯科のブログ

院長ブログの記事一覧

2008年5月31日
定期健診

おはようございます、Dr.森嶋です。

今回は、御口の定期健診に関して書かせていただきます。

 

森嶋歯科医院では、通常は大人の方は1年に1回、子供様は6か月に1回の定期健診をお願いしています。重度の歯周病・顎関節症の経過観察は、患者様の状態により期間が変わります。クリーニングも同様に患者様のご要望で変わりますので、一律に設定しません。

 

定期健診も大切ですが、それよりも患者様の「自覚症状」を重視しています。「ちょっと沁みる」「物が詰まる」などの違和感程度の症状で診察することが、虫歯の早期発見につながります。ですから、ちょっとしたことでもすぐに診られる診療所の雰囲気を心がけています。

 

また、ちょっと調子が悪いとすぐ来る患者様のお口の状態はよいのですが、なかなか来られない方のお口の状態はあまり良くありません。痛みが増してどうしようもなくて来られますと治療自体も簡単にすみませんし、治療期間も長期化します。そうしますと、ますます歯医者通いが億劫になり、治療途中で通院を止めたしまうことが起こります。また、痛みが止まると通院を止める患者様がいらっしゃいます。御本人は痛みが止まって安心していますが、歯は噛むために使用しますのである程度補強しませんと割れる可能性が出てきます。患者様には。出来る限り通院回数と今後の処置予定に関してお話ししまして、通院のモチベーションを維持するようにしています

 

2008年5月24日
異物除去

こんにちは、Dr.森嶋です。

今回は、人間の体に起こる異物除去の一症状である歯の自然脱落に関して書かせていただきます。

いろいろな原因で歯の周りの骨が無くなってしまうと、支えが無くなった歯はグラグラしてきます。そのままにしていますと、歯が自然に抜けてしまいます。歯を一生涯に抜かないことを目標に診療しています私でも、歯の周囲の骨が完全に溶けた場合は、その歯を救えません。たとえグラグラしていても、歯の周囲の骨の一部でも存在すれば救う可能性があります。残せる歯は、治療中にグラグラが少なくなってきますが、駄目な歯はグラグラが止まらずに自然に抜けてしまいます。

過去インプラント治療が行えない時期(20年前)は、入れ歯やブリッジノ治療で残った歯になくなった歯の圧力がかかり口腔の崩壊現象に歯止めがかかりませんでした。現在は、インプラント治療で楽に一生涯自分の歯で噛める状態になりました。今は、患者様のために安全で痛みのないインプラント治療をより正確に診療できるように、アメリカから留学を終えて帰国した後輩の指導で大学病院で最新の診療技術を研修しています。

2008年5月19日
抜歯後の咬合回復(インプラントの長所)

こんにちは。Dr.森嶋です。不幸にして抜歯にいたる歯があります。その後の咬合回復に関して、私の考えを書かせていただきます。

 

抜歯した場合、その歯にかかる咬合圧をどのように処理するかの問題が生じてきます。現在、インプラント、ブリッジ、義歯により咬合圧に対処しています。

私は、インプラントが一番よい方法だと考えています。他の歯にこれ以上の咬合圧をかけずに長持ちさせることが可能だからです。

治療後の噛み合せのバランスを考えますと、出来るかぎり治療部位を限局するほうが安全です。インプラントはその点、抜歯部位のみでの治療が可能ですので治療後の安全性が高いと考えています。ブリッジ、義歯は歯の無くなった所以外の歯を支えとして使用しますから、広範囲に噛み合わせに影響を与えますので危険性が高くなります。以上です。

 

 

2008年5月12日
メタボリックシンドロームと歯周病

おはようございます、Dr.森嶋です。

今回は、メタボリックシンドロームと歯周病に関して書かせていただきます。

 

メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪型肥満(内臓に脂肪が蓄積した肥満)によって、さまざまな病気が引き起こされやすくなった状態をいいます。現在、肥満症や高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病は、それぞれが独立した別の病気ではなく、内臓脂肪型肥満が原因であることがわかってきたことから呼ばれるようになりました。

歯周病と糖尿病の関連は以前から指摘されてきましたが、メタボリックシンドローム全般と歯周病の関連まではわかりませんでした。口腔外科が専門でしたので歯周病が単なる口腔の不衛生だけが原因でないことは推察していましたが、全身的健康状態を深くかかわっていることを改めて認識しています。

 

さて、私がメタボ対策(=歯周病対策)として行っていることは、2つあります。

1つは、「積極的菜食主義」。もう一つは、「節食」です。

仕事柄ストレスが強くて過食になりがちです。診療のある日は、血糖値を下げて仕事中にいらいらするわけにはいきませんので昼間は食事をとります。しかし、夕食は「積極的菜食主義」で、海藻、納豆、酢、きのこ、野菜、ネギ類を主食にしています。特に、穀類は摂りません。

休日は、「節食」しています。出来る限り食べません。水は積極的に飲んでいます。以上です。

2008年5月 7日
歯根破折

こんにちは。Dr.森嶋です。今回は、歯根破折に関して書かせていただきます。

 

できるだけ歯を抜かずに保存する方針で治療していますが、歯根が破折した歯を長期間残すことは、大変困難です。咬合圧がかかりますので、破折部が広がり感染を起こしやすくなるためです。複根歯は、どうしても感染を防げない場合に破折した根を抜いて他の根を残しています。

 

歯根破折の原因は、歯の神経を取ったために栄養補給ができずに枯れた状態になった歯が折れやすくなるからです。歯を長期間の使用するためには、神経を安易に抜くべきではありません。

 

先月、歯の痛みが取れずに次々と痛みが出る数の歯の神経を抜いた患者様が来院されました。私は、歯の神経に問題はなく、噛み合せの異状による過剰な咬合圧が原因と診断して咬合調性をしました。歯の痛みは消えました。

残念ながら神経を取った歯は、将来割れてくる可能性が高いです。ですから神経の処置をする場合は、将来の破折が原因で抜歯の可能性が高くなることを考慮して慎重に行うべきだと思います。

 

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