2008年7月 7日
楔状欠損
こんにちは、Dr.森嶋です。
今回は、楔状欠損に関して書かせていただきます。
喫状欠損とは、歯と歯肉の境目に楔(くさび)状にできる歯の欠損(へこみ)です。原因としましては、一般的に歯磨きの時に使用する歯磨き粉に含まれる研磨剤によって長年にわたり削れてできるといわれています。私は、それに加えて噛み合せの力が関与していると考えています。
ある患者様の口の中を診ていましたら、上顎臼歯部口蓋側に楔状欠損を発見しました。口蓋側は、粘膜が過敏なため歯ブラシだけが原因の楔状欠損とは考えられません。加えて噛み合せの力が関与しているとしか考えられませんでした。
楔状欠損の治療は、詰め物をします。その際に、削りません。表面処理剤と接着剤を使用して強化プラスチックで削れた面を埋めます。削ってくぼみを深くしたほうが取れづらいのですが、歯を痛めますので最初から削りません。どんな小さな治療でも、歯を一生涯に抜かないことを目標に診療しています。
2008年7月 1日
体臭対策
こんにちは、Dr.森嶋です。
前回まで、口臭対策に関して書かせていただきましたが、今回は専門外ですが体臭の腋臭に関して書かせていただきます。
汗かきの私は、夏に腋臭が臭うため以前は注意して市販のデオドランドを使用していました。一時的な効果はありますが、完全には臭いを消せない状態でした。
そのような状態の私が一時期、体に良いからと御酢を積極的に大量に常飲した時があります。その夏、偶然に気付いたんですが、まったく臭いませんでした。
お悩みの方は、一度お試しください。
2008年6月24日
口臭対策
おはようございます、Dr.森嶋です。
前回は、口臭の原因を書かせていただきましたので、今回はその対策に関して書かせていただきます。
まず口臭の原因である喫煙の習慣は、止めるしかありません。
次に、虫歯や歯周病が原因であれば治療します。
口の中の汚れが原因であれば、充分に手入れして清潔を保ちます。
ここまでは、みなさんもよく知っていることと思いますが、胃が原因の口臭対策はよくわからないと思います。ニンニクなどを食べると臭うように、胃が原因の口臭があります。朝の空腹時に胃酸などの影響で臭います。この対策は、積極的に水を取ることです。お茶でもかまいません。口が渇いているようでしたら、水を飲んで下さい。
子供に口臭がない理由の一つに、唾液に量が多いことが挙げられます。口が渇いているときは、口臭があると思い補水を心掛けてください。特に、これから暑くなりますと、口が渇いて臭いやすくなります。以上です。
2008年6月17日
口臭の原因
こんにちは、Dr.森嶋です。
今回は、口臭の原因に関して書かせていただきます。
口臭の原因には、虫歯や口腔の手入れ不足の他に、肺および胃からの臭気があります。
喫煙の習慣がありますと、肺からの呼気で臭います。
胃からの臭気は、ニンニクなどで臭う他に、空腹時に胃酸で臭うことがあります。胃酸過多になりがちな方の場合は、臭いやすい状態です。
虫歯などがなくても歯周病で歯肉が腫れていたり化膿していますと臭うことがあります。口腔内のプラスチックや重金属などは、古くなりますと臭います。
口腔の手入れは、時間をかけて充分に行いませんと汚れが歯の間などに残り時間がたちますと臭います。
次回は、口臭の予防に関して書く予定です。
2008年6月10日
歯の再植・移植
こんにちは、Dr.森嶋です。
今回は、歯の再植・移植に関して書かせていただきます。
私は25年前、インプラント治療の術式が確立していない時代において、インプラント研究の他に歯の再植・移植の研究もしていました。根完成歯の再植・移植は、免疫反応が出現して予後不良でしたので研究を中止しました。その代りインプラントの可能性に大きく期待した時期でした。
インプラントは、現代において優れた代用臓器です。歯が失われても、適切に使用すれば歯同様の機能を回復できます。インプラントは長期間の使用が可能ですので、他の歯に悪影響を与えずに噛むことができます。
今は、抜歯してもインプラントで歯の代用が簡単に可能ですので、一生涯歯で噛むことの可能性は以前に比べて高くなりました。この優れたインプラント治療の普及に努めたいと思います。