2009年9月11日
歯科医院のあり方~患者様へのメッセージ~(5)
こんにちは、Dr.森嶋です。
前回、「是非、あなたに知っておいてもらいたいことがあります。」と書きましたが、それは「あなたの今までの歯に対する常識がいかに間違っているか」ということです。
これからお話する内容は事実ですが、いままであまりお聞きになったことはないかもしれません。
なぜ、お聞きにならなかったのか。
それは、以前あなたがかかっていた歯医者さんが教えてくれなかったからです。
では、なぜ教えてくれなかったのか?
答えはその歯医者さんは、“歯を削り抜くこと”が仕事だと思っているからです。
だからそれを教えると、仕事がなくなるからです。変な話ですが、歯を削れば削るほど、抜けば抜くほど、歯医者さんは仕事が増えるのです。
あなたが歯医者さんに行きたくない理由の内に、健康な歯を削られたり、どんどん歯を抜かれること、がありませんか。
私はあなたと同じように、あなたの大切な歯を無意味に削りたくありませんし、
抜きたくありません。
あなたにイヤな思いをさせたくないのです。
しかし、私があなたの大切な歯を削りたくない、抜きたくない本当の理由は、削れば削るほど、抜けば抜くほど残った歯がダメになるからです。
前置が長くなりましたが、次回からが本題です。
2009年8月31日
歯科医院のあり方~患者様へのメッセージ~(4)
こんにちは、Dr.森嶋です。
私が歯科医院のあり方について考え始め、ブログに書き始めたきっかけは、ある患者様の質問でした。
「先生、転勤で九州に行きます。先生のところへは通えません。
どうしたら先生みたいな歯医者さんに出会えますか?」と聞かれたからです。
彼は外科のお医者様でした。
そのお医者様に行きたくなる歯科医院を探す方法をお話ししました。その時に、私が行きたい歯科医院の姿を想像したのです。次回から行きたくなるような歯医者さんを探す方法に関して書こうと思いますが、オッとその前に、是非、あなたに知っておいてもらいたいことがあります。(・・・・後日に続きます。)
2009年8月20日
歯科医院のあり方~患者様へのメッセージ~(3)
おはようございます、Dr.森嶋です。
前回、「あなたが行きたくなるような歯医者さん、とはどんな感じでしょうか。一緒に考えていきませんか。」と書きましたが、私が思う行きたくなるような歯医者さんとは、まずは、麻酔の注射が痛くないことです。
次に、治療後に痛みが出ないよう、またはできるだけ治療中に痛くないよう、気づかいをしてくれること。
あなたの話を充分聞いてくれ、時間をかけて説明してくれること。
医院全体が清潔で、スタッフもやさしく、笑顔がたえないこと。
治療がうまく、丁寧で、早く終わること、………です。
これが私の理想としている歯医者です。
あなたはいかがでしょうか?
2009年8月11日
歯科医院のあり方~患者様へのメッセージ~(2)
おはようございます、Dr.森嶋です。
前回に続きまして「歯科医院のあり方~患者様へのメッセージ~」と題して、随筆風に書いていきます。
さて、私が歯科医になった理由の内に、以前に治療中痛くて、その先生に「何で今まで放っておいたのか」と叱られたことに対する疑問があります。
「なぜこんなに痛いのだろう?」「なぜこんなに怒られなければならないのだろう?」と思ったからです。
痛くて困って弱っていたのは私=患者だから、困っている弱者を叱ることはいけないことと思いました。そのこともあって私は自分がかかりたい歯医者になりたくて歯医者になりました。
歯のことで苦労しているあなたなら、私と同じように、心から信頼できる先生に、一日も早く出会いたいと思っているはずです。
たとえば、あなたが行きたくなるような歯医者さん、とはどんな感じでしょうか。
次回から一緒に考えていきませんか。
2009年7月28日
歯科医院のあり方~患者様へのメッセージ~(1)
おはようございます、Dr.森嶋です。
今回から「歯科医院のあり方~患者様へのメッセージ~」と題して、随筆風に私の思いを書かせていただきます。
先日、三十五歳の女性の患者様が来院されました。
開口一番、
「 私は歯医者さんが、一番キライなんです。
今日は勇気をふりしぼってきました。」
とお話されました。
はじめて来られた患者様とお会いした時、私は何度もその言葉を聞いてきました。
きっとあなたも言ったことがあるのではないでしょうか。
何をかくそう、私も歯の治療は大キライなのです。以前に治療中痛くてその先生に「何で今まで放っておいたのか」と叱られたからです。
ですから私も歯が痛くなったら、どこの歯医者さんに行こうか、歯医者になるまでは一晩中悩んだこともありました。
(今は、片道2時間かかるところに開業している後輩が、優しく治療してくれます。)・・・・・次回に続きます。