噛み合わせを家に喩えると・・・・
家に喩えると、奥歯は柱で、前歯は屋根です。
つまり、奥歯がしっかりしていないと、前歯が倒れてしまいますし、前歯がしっかりしていないと、奥歯が倒れてしまいます。
奥歯は前歯を守ります。
カチッと真っ直ぐ噛んだときには、上の前歯と下の前歯には僅かに隙間があります。
これが、常にガチガチ当たっているようだと、前歯の位置移動が起こり、前歯の寿命が縮まってしまいます。前歯同士が当たらないようにしているのが、奥歯のかみ合わせです。
しっかりとした奥歯の噛み合わせが前歯を守っているのです。
正しいかみ合わせ 奥歯がないと、前歯が倒れてしまいます。
前歯は奥歯を守ります。
奥歯は、真っ直ぐ噛まれる力には強いのですが、横に揺らされる力には非常に弱いのです。
その横揺れの力が奥歯に伝わるのを防いでくれるのが、犬歯を代表とする前歯なのです。
犬歯は歯の中で最も長く、形態的にも横揺れの力に耐える力が強いため、歯軋りなどの横揺れの力を負担して、奥歯を守ることができます。逆に八重歯などで、犬歯が本来の機能を有していないと、奥歯がグラグラ揺れてしまい寿命を縮めてしまうことになりかねません。
犬歯が上手く機能していると、奥歯を横揺れの力から防ぎます。 前の方の歯が磨り減って、平らになってしまっていると奥歯に横揺れの力が加わってしまいます。
前歯と奥歯、両者が上手く機能して初めて、お口の中の健康