【院長ブログ】今使用しているインプラントに関して
こんにちは、Dr.森嶋です。
今回は、今使用していますインプラントに関して書かせていただきます。
実は16年前、インプラント治療は劇的な変化を迎えました。それは、骨とチタンが強固にくっつく「オステオインテグレーション」の考案です。先ほど述べた〝旧式〞のインプラントに対して、「オステオインテグレーション」の考え方はまさに〝新式〞のインプラントの台頭でした。「オステオインテグレーション」の概念がインプラントに取り入れられて、今のインプラント治療は飛躍的によくなったのです。
〝新式〞のインプラントは、円筒形の筒型インプラントで、材質はチタン製です。表面にハイドロキシアパタイトのコーティングが施されているものもありますが、基本はチタン製で、表面にネジが切り込まれています。この円筒形のチタン製のネジ式インプラントは、一度しっかりと骨とくっつくと、長期間安定して、噛む力を負担することができます。
「インプラント治療が、これから歯が抜けた場合の、一番すぐれた方法になる!」 私のインプラントに対する否定的な考えを変えるきっかけをくださった、あの患者さまの言葉に後押しされて、私は数々のインプラントのセミナーや、講演会に積極的に参加するようになりました。 同じ頃、日本最大手のインプラント会社である京セラが「POI」と呼ばれるシステムを開発
しました。(※POIインプラント…日本人のために日本人が開発した〝新式〞のインプラントシステム。数多くのバリエーションを有しており、骨が痩せている方にも適しています。日本で最大の本数を誇るインプラントシステム。)その評判がすごくよかったので、私は数回、セミナーで勉強して、当院にまずこの京セラ(今は統合してJMMという会社に変わった)のインプラントを導入することに決めました。