【院長ブログ】異物除去
こんにちは、Dr.森嶋です。
今回は、人間の体に起こる異物除去の一症状である歯の自然脱落に関して書かせていただきます。
いろいろな原因で歯の周りの骨が無くなってしまうと、支えが無くなった歯はグラグラしてきます。そのままにしていますと、歯が自然に抜けてしまいます。歯を一生涯に抜かないことを目標に診療しています私でも、歯の周囲の骨が完全に溶けた場合は、その歯を救えません。たとえグラグラしていても、歯の周囲の骨の一部でも存在すれば救う可能性があります。残せる歯は、治療中にグラグラが少なくなってきますが、駄目な歯はグラグラが止まらずに自然に抜けてしまいます。
過去インプラント治療が行えない時期(20年前)は、入れ歯やブリッジノ治療で残った歯になくなった歯の圧力がかかり口腔の崩壊現象に歯止めがかかりませんでした。現在は、インプラント治療で楽に一生涯自分の歯で噛める状態になりました。今は、患者様のために安全で痛みのないインプラント治療をより正確に診療できるように、アメリカから留学を終えて帰国した後輩の指導で大学病院で最新の診療技術を研修しています。