【院長ブログ】恩師の教え
恩師の工藤忠男先生(享年47歳)が亡くなってから23年が過ぎました。
師は「歯科医師の使命とは、患者様が安らぐ診療を行うことだ。世間には森嶋さんからしか安らぎを得られない人がいるんだ」と、診療する後姿から私に多くのことを教えてくださいました。その学びによって不肖の弟子である今の自分があります。
師が私に託した「患者様が安らぐ診療」を少しでも行うために、とにかく歯を残し患者様の心を守る治療を心がけて23年が過ぎてきました。その師より長く生きて歯科医をさせていただいておりますが、とても「鬼手仏心」と今東光大僧正から称えられた師の境地の足元にも及びません。しかし師が地上を去り居られない今、不肖の弟子ですが、一人でも私に出会って歯科治療に安らぎを得られることを願って診療しています。
患者様それぞれが違うように、お一人お一人に安らぎの診療が存在します。明日も最善の治療ができればいいんですが・・・。