● 2016年10月のブログ一覧
【院長ブログ】歯を失う原因は・・・・
歯を失う原因は、虫歯46%、歯周病46%で半々です。つまりこの2つの細菌感染症だけ気をつけていれば歯を失わずにすみます。細菌のコントロールが大切なのです。 | ||||
人は、胎児の時には無菌状態ですが、産道を通過してから、死ぬまで細菌による攻撃に常にさらされてしまいます。 | ||||
人間の細胞は約60兆個なのですが、腸内細菌だけで100兆匹、口の中や他の部分を足すとどれだけ細菌が感染しているのかわかりません。 | ||||
殺人事件などで、死体をそのままにしておくと、異臭をはなつようになるのは、それまで、免疫システムにより常に細菌からの攻撃を防いでいた体が、死ぬことにより一斉に細菌の攻撃を受けタンパク質が分解されてしまうからです。 | ||||
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細菌も放っておいたら、ただ口の中をプカプカ浮いてくれていれば良いのですが、放っておくとなぜか人間の体内に侵入しようとします。虫歯菌は歯を溶かして、神経の穴に入り、根の先の骨のなかへ、歯周病菌は歯と歯茎の隙間から、歯茎の内部に侵入し体の中へ入ろうとします。油断も隙もありません。 | ||||
ただ、細菌はハチのように強い毒素を持っているわけではないですし、大きさも1mmの1000分の1程度です。一部の細菌を除き、口の中の細菌は弱いのです。 | ||||
細菌の時間と人間の時間は違います。細菌は早いもので10分に1回分裂しますから、30分でひ孫まで生まれます。 | ||||
毎日歯医者さんでプロフェッショナルクリーニングを受ければ、虫歯や歯周病にならない可能性は高いのですが、それは現実的ではありません。 | ||||
つまり、日ごろの自分でのセルフコントロールの質を高めていかなければ、歯医者さんにどんなに来ようとも、虫歯や歯周病になってしまう確率は高いのです。 | ||||
歯周病は、日本人の成人の8割が罹患している病気です。 | ||||
歯科疾患のほとんどが細菌が原因なわけです。 |
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